『PhotoZoom Pro 7』は、オランダの BenVista 社が特許を取得している[S-Spline]、[S-Spline XL]、および[S-Spline Max]という独自の拡大技術により、画像を拡大処理した場合でも、最適なシャープネス、自然な表現が可能な画像処理ソフトウェアです。
Adobe Lightroomからプラグインとして起動できます。
Adobe PhotoShop のプラグイン対応に加え、PSDファイルの入力に対応しました。直接PSDファイルを読み込み、拡大処理を実行できます。
4Kスクリーンに対応しました。
拡大処理を行った画像を印刷できます。
デジタル写真では画像の大きさを表す単位に画素数を使用します。画素数の大きなデジタルカメラほど撮影した画像が大きくなります。新しいデジタルカメラは画素数が大きく、A4程度の大きさにプリントしても問題ありません。しかしそれ以上大きさにプリントすると被写体のエッジにジャギーが目立つようになり、画質の劣化した写真になってしまいます。また、1世代前、2世代前のデジタルカメラや携帯電話のデジカメで撮影した画像からA4サイズ以上にプリントする場合も同様に画質が劣化してしまいます。
プロのカメラマンが使用する新しいデジタルカメラで撮影した画像であればA3ノビやA2サイズに伸ばしても十分なだけの画質が保てますが、それ以上のサイズに印刷する場合、または解像感のあるプリントに仕上げたい場合には画像を拡大する必要があります。プロのカメラマンはほとんどの場合、RAWフォーマットで撮影し、RAW現像ソフトを使って露出やコントラストなどの補正、レンズ収差の補正やノイズの低減を行います。RAW現像ソフトには編集後の画像を保存する際にリサイズして保存できるものもあるのですが、リサイズするには専用のアルゴリズムが組み込まれた画像編集ソフトを使用した方がリサイズ後の画質の劣化を抑えることができます。
ほとんどの画像編集ソフトには縮小・拡大のリサイズ機能が搭載されていますが、画像をリサイズするために用いられるアルゴリズムが異なり、ソフトによってはリサイズすることにより画像を大きく劣化するものがあります。特に画像を拡大するためにはピクセルを補完する必要があり、その補完の方法により仕上がりに差が出てしまいます。PhotoZoomシリーズのアルゴリズムは独自に開発されたもので、一般的に用いられているアルゴリズム(バイキュービック)よりも、シャープで自然に画像を拡大することができます。
プリンターの解像度を示す値にdpiと言う単位があります。これは1インチああたりに何ドット印刷できるかを示していて、数値が大きいほど精細なプリントとなります。インクジェットプリンターの場合300dpi程度でプリントすれば銀塩フィルム写真と比べても見劣りしないでしょう。
大きなサイズにきれいにプリントするには、プリントするサイズに応じて、大きな画像データが必要になります。PhotoZoom Pro を使用して画像データを拡大しておけば解像感のある大判プリントに仕上がります。
画像の一部を大胆にトリミングした場合でもPhotoZoomシリーズを使用して拡大すれば、きれいに拡大、プリントすることができます。
JPEG画像のアーティファクトノイズやブロックノイズも拡大と同時に軽減させます。